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当会からの、
ごあいさつ。

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設立者
淺田 美代子
名誉会長

淺田美代子からのご挨拶「RASEN」八卦掌ライフ

20代の頃、苦しかった自分に問いかけたとき、身体が教えてくれたのは「生命の意味を知ること」でした。

女性なのにどうして中国武術を学ぼうと思ったのですか?
私は幼い頃から武術を学んできたわけではありません、ましてや体も丈夫ではなく、実家の九州より上京し会社に勤めていた頃は、駅の階段も息が切れて昇れないほどの虚弱体質でした。

体が丈夫でないということは、生きていく上でとても自信を失うものです。

しかし私は、太極拳に出会い人生が変わりました。

それまで嵐のように過ぎていた日々が変化しました、自然の力に従うことがとても心地良いことに気がついたのです。

そして静かに自分自身に問いかけてみました、「自分が本当にやりたいことは何だろう?」  

でてきた答えは「生命の意味を知ること」でした、そしてその実践方法が私にとって太極拳だったのです。
中国武術留学中に悩んだことなどお話ししていただけますか?
中国へ渡り本格的に太極拳を学びましたが、中国武術の本場に渡って初めて自分に合うもの合わないものを目の当たりにし、非常に悩んだ時期がありました。

留学生活の焦りから一日8時間も闇雲に練習に取り組んだり、大会に出場するために自分に合わない動きを体に鞭打って練習したり、そのようなことを続け、終には体力と精神力の限界を感じ、行き詰った時期もありました。

そして2007年の冬、もう武術を学ぶのは断念しようと諦めかけた時に出逢ったのが、本会の名誉会長でもある、八卦掌第五代継承者の麻林城老師です。
麻林城老師はどんな方ですか?
麻林城老師は、方向性を失い無理な鍛練を重ね衰弱していた私に、こう教えてくださいました。

「本物の練功とは、人を消耗させるものではない。練功すればするほど、さらにその奥が知りたくなり、精神と身体に幸せをもたらしてくれるものが、本当の練功法である」

「現代の中国にまだ本物の伝統功夫はあるか? 答えは、ある。そしてそれは次の世代へ向けて伝承していかなければならない、それが私の継承者としての使命である」

「そして中国伝統功夫とは、単なる武術における技術力を指すだけではなく、人間の智慧と魂が築き上げた天と人が合一する手段である。この中国武術の最高境地を次の世代に伝えなければならない」

この麻林城老師のお言葉が、諦めかけていた私の心をもう一度奮い立たせてくださいました。
最後に、中国伝統武術である八卦掌について語ってください。
伝統八卦掌は、決して無理な練習をして体を酷使するものではありません。それぞれの人がそれぞれの生活に適した練習を行うことができます。私は幼い頃から虚弱体質でしたが、今では子供の頃よりも元気な心身で毎日を過ごしています。

過去を振り返り、あの崖っぷちに立たされていた自分を忘れず、健康の喜びと伝統八卦掌の智慧を学ぶ幸福を、武縁で結ばれた仲間と分かち合いたいという願いを抱き、『日本中国伝統功夫研究会』の日本における活動と共に、これからも自ら精進していきたいと思っています。